22-07-30「絵手紙発祥の地」狛江の駅前に竹籟(ちくらい)を聴きに行く。竹の葉のかすれる音が気持ちいい

小田急線の狛江駅。急行も停車しないローカルな駅ですが、「絵手紙発祥の地」として知られています。

「絵手紙」とは文字通り手紙の文章に絵をくわえたものです。ハガキに短文を書いて絵を添えるパターンが一般的のようです。

狛江駅北口前のバスロータリーには、大きな「絵手紙発祥の地」のモニュメントがあります

「絵手紙」もいいですが、それよりもおすすめしたいのが、同じ北口駅前にある「狛江弁財天緑地」です。雲松山龍泉寺の境内及び弁財天池を含む緑地帯です。一時は道路計画やビル建設の話もありましたが、今は緑地保全地域になっています。

狛江弁財天緑地の案内板です

北口駅前から登戸駅方向に竹林が伸びて、高架の線路沿いに続きます。

ここで思い出して欲しいのが竹籟(ちくらい)という言葉。風が吹くとサラサラ サラサラと竹の葉のかすれる気持ちのいい音が聞こえてきます。

風の向きや強弱によって、サラサラの音色は千変万化し、聴いていて飽きません。オシャレな事に竹林側に向かって座れるベンチもいくつか用意されています。

真竹でしょうか。数メートルもある立派な竹林です
見上げれば、青い空に竹の緑が映えます
竹の節は下にいくほど短くなっているのがわかります

ちょっと疲れた時や何か考え事のある時に、このベンチに座って目をつぶって、竹の葉が擦れる音に耳を傾けてみてください。

駅からほんの1分で行かれる、清涼剤のお話しでした。おすすめです。