日焼けを防止、熱中症に気をつけて釣る!

【2020年07月21日】
梅雨明けがだいぶ遅くなっていますが、まさか夏がまったく来ないという事はないと思います。

夏の釣りで、十分に注意したいのが日焼けと熱中症ですね。とくに釣りでは、上からの太陽光以外にも水面からの反射もあります。しっかりとした対策が必要です。

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強い日差しを遮るパラソルは必携品

もうずいぶん前の事ですが、真夏のカンカン照りの日にパラソルをささずに1日中釣りをしていた事があります。野釣りです。

その日はなぜか爆釣、夕方までウキが動きっぱなしでした。

具合が悪くなったのは、帰る途中でしょうか。ぼーっとした感じと、暑いハズなんですがなんだか寒さを感じます。

その後はあまり記憶がなく、なんとか起き上がれるようになったのは、翌日の夕方でした。

当時はまだ「熱中症」という言葉がなく、「日射病」と呼ばれていました。若かったので、病院にも行かず回復しましたが、今から考えるとかなり危険な状態だったと思います。

そんな体験からも、竿が振り難い、荷物になるといった面もありますがパラソルは必ず使うようにする事をおすすめします。

カラフルなパラソルが並びます

UVカット、遮光性の高いパラソルが安心

パラソルの価格もかなり幅があります。最近では、日傘タイプのパラソルもあります。パラソル選びのポイントは、熱中症対策としてはUVカットや遮光性の高さです。

紫外線(UV)は、人間の可視光範囲外の短い波長の光で日焼けの原因にもなります。布地の種類によっても透過率は違いますが、基本的には織がしっかりしていて厚手のものほど、紫外線を遮ってくれます。

大型のパラソルもありますが、管理釣り場などで使用する場合には桟橋の通行その他周囲の状況に十分配慮する事が必要です。

パラソルは飛んでいく

夏の釣りといえば、山の釣りの最盛期ですが、よく起こるのが、天候の急変で突風のような風が吹く事です。富士五湖などでは、かなり頻繁に出会う現象です。

この時には気をつけないと「パラソルは飛んでいく」になります。想像ですが、舟釣りの多い精進湖や西湖の底には優に100本を超えるパラソルが沈んでいると思います。風が吹いて来たらすぐにパラソルをたたむか、ロープをつけておくあたりが対策ですが、本当に急変するので注意してくださいね。

水面の反射光から目を守るサングラス

水面からの反射光もバカにできません。とくに目への負担が大きく、紫外線は目に悪影響を与えます。

UVカットの付いたサングラスがおすすめです注意したいのは、色が濃いほど紫外線が通らないという事ではなく、きちっと紫外線の短波長をカットしてくれる機能を持ったサングラスを選ぶ事です。

詳しくは、偏光グラスで目を守るへら釣り のページを参考にしてください。

水分補給を忘れずに

熱中症の大きな原因として、水分不足があります。夏の釣りでは、水分補給をこまめに行うのが安心です。

お茶類でももちろんOKですが、スポーツドリンクも効果的です。身体に水分が吸収されやすいように調整されています。ただ、味が付いていて少し濃い目に感じるようなら、2倍程度に水で薄めるのもいいでしょう。

ある会の夏の例会にゲスト参加した時には、熱中症対策で幹部の方たちが2回もペットボトルのお茶やジュースを配っていたのに感心しました。こういった配慮が出来るような会が増えるとうれしいですね。

しっかりした暑さ対策で楽しい釣りを

肌の弱い方だと、日焼けは一種の火傷ような物ですから、出来るだけ肌の露出を減らすのが賢明。Tシャツや半ズボンなどで1日釣りをすると露出部分が真っ赤になったりもします。

出来るだけ、長袖に長ズボンで風通しの良い生地の物を選ぶのがいいと思います。

パラソルを忘れたような時は、帽子をかぶるだけでもぜんぜん違います。ヘラバックの中に帽子を1つ入れておけば安心です。

パラソルを立てると釣りづらいという方には、パラソルの角度チェンジャーのような製品がいくつも販売されています。パラソル部分だけを前に出す事によって、釣りづらさもだいぶ解消されるハズです。

暑さ対策を考えて、夏べらの豪快なアタリを楽しんでくださいね。