釣りライターで稼ぐ、Webヘラブナ釣りの記事作成
スマートフォンが登場したおかげで、写真を撮影したり文章を書く事が簡単になりました。
釣り関係のブログやホームページも無数にあります。公開しないで、パソコンやスマホの中に自分だけが見られる「釣り日記」を書いている人も多いと思います。
そんな方に紹介しておきたいのが「釣りのWebライター」というお仕事です。
お仕事と書きましたが、それだけで食べて行くほど稼ぐのは、かなり大変です。
釣りに行くのは案外にお金がかかります。とくにヘラブナ釣りは道具はもちろんですが、その他のエサ代や交通費もかなりの経費です。
小物も一つ一つはそれほどでもありませんが、積み重なると大きくなります。
例えば、50m2,000円のハリスを買って1mでハリを巻けば50本しか巻けません。この時、ハリス1本は40円ということになり、これに当然ながらハリ代が別にかかります。
こういった、釣りにかかる費用の足しにするつもりなら、釣りのWebライターは楽しみながらできるかもしれません。
釣りのWebライターに文章力は必要?
もちろん、ある程度の文章力は必要ですが、たぶん皆さんが思っているほどハードルは高くありません。
小説やエッセイなどと違い、釣りのWebライターの場合、一番大切な事は「とにかく釣りに行く」ことです。
釣りのWebライターの募集がけっこう多いのは、実際に釣りに行き取材をする事が大変だからです。
編集部の人間を釣れるか釣れないかわからない場所に出張させ、経費で賄った場合を考えてみてください。会社勤めをした事のある方ならよくわかりますよね。
ですから、釣行回数の多い方にはピッタリのお小遣い稼ぎというわけです。
どのぐらい稼げるか?
実際のところはわかりませんが、募集要項を見た限りでは1本1000文字から2000文字程度+写真数カットと考えて、500円や1,000〜 といった感じです。媒体によってもけっこう差があるようです。
また、実績を積み上げていけば、ギャラがアップするシステムをとっているところが多いですね。
まだ、スマホがない時代にも投稿に対してギャラを払ってくれる釣り関係の紙媒体はありました。
今の釣りWebライターの10倍ぐらいの金額にはなったと思います。ただ、当時はカメラを持って行き、フィルムを買って現像してプリントするのに数千円がどうしても発生してしまいました。
それを考えると、現在ではスマホ写真はほぼ経費ゼロ、現像に持っていく手間も原稿用紙もいりませんし、Webライターならインターネットで全て完結します。
紙媒体と違い、Webではページ数に限りがない事もWebライターとしては、採用される率が高いことにもつながる利点です。
紙媒体では紙面に限りがあり、ボツ原稿というのがけっこうありました。Web上では基本的には記事数は多い方が、いろいろな面で有利なので掲載率はかなり高くなります。
文章を書くのが好きだったり、写真を撮るのを手間だと思わないような方なら案外と楽に感じると思います。
どんな事を書けばいいのか?
よく文章には、「いつ、どこで、誰が、何を、どうした」が必要と言われます。
こんな事は、あまり気にする必要はありません。書いていれば自然にそうなります。
釣りの記事の場合は、
1 いつどこに釣りに行った
2 何を釣りに行った
3 その日の天気や水位の情報や水色
4 釣果
5 釣り方
6 使用した釣具
などが、しっかり内容に含まれていれば十分です。つまり、自分が知りたい事が書かれていればいいという事になりますね。
ダラダラと長く続けずに、途中に小見出しを入れるのも忘れずに。区切りを付けた方が、書く方も進めやすくなります。
Web媒体によっては、ある程度書き方がパターン化されている場合があります。その時は、そのパターンに従って書くようにします。
写真は釣り場の全体写真にポイントの写真、それに釣れた魚の写真などを数カット撮りましょう。多めに撮っておきます。
記事を書くコツ
今まで書いたことは、ほぼ当たり前の事です。これから先は、普通の人にはわからないノウハウなので、ぜひ頭に入れておいてください。
釣具の事を詳しく書く
Webライターを募集しているようなところにとって、大切なのはスポンサーです。広告を出してくれたり、場合によっては企画に経費を出してくれる事もあります。
それを考えると、釣具を具体的に書いて、良い感想を書くと喜ばれます。
ヘラブナ釣りの場合なら、竿をそう頻繁に買い換えることの出来る方は多くないと思うので、エサや糸、ハリがいいと思います。
新製品のエサやハリやハリスを使い「今日は新しく出た、○○○で釣ってみます」と書くわけです。
エサメーカーのインストラクターと呼ばれる人が、やたら多くの種類のエサを混ぜたりするケースがけっこうありますが、これも似たようなモノです。
また、釣り台のように定番でモデルチェンジの少ない道具も書いておくといいでしょう。
できれば、その媒体に広告を出していそうなメーカーを扱うといいですね。
こういった事をキチンとできれば、Webライターのギャラのアップや仕事の依頼が多くなったりする事につながると思います。
さりげなく現場写真に新製品
写真にもいくつかポイントがあります。
1つ目は、先ほども書いた新製品をさりげなく写真の中に入れる事です。
2つ目は、釣り場に咲いている花や釣り場名の入ってる看板などを撮っておく事です。釣り場が背景にあれば、なおいいですね。
どうにでも使える写真は、便利なのです。
文体はどうすればいい?
文章には、大きく分けると「〜だ。である。」で終わる書き方と、「です。ます。」で終わる書き方があります。
紙媒体が中心だったころは「〜だ。である」がほとんどでしたが、ネット媒体では「です。ます。」が多くなって来ました。
たぶん書きやすいのは「です。ます。」なので、それでいいと思います。
もう1点、一人称の文章にするか三人称の文章にするかという事はあまり気にせずに書いて構わないと思います。
キャラを立てるのも一つの手
Webライターをする時に本名である必要はありません。昔でいう「ペンネーム」が今では「ハンドルネーム」や「ハンネ」と呼ばれます。
何か気に入った名前を付けます。そして、依頼が多くなったり、ギャラアップにつながるのが、キャラクターです。
同じハンドルネームを使い記事を書いていると、内容があればそれなりにハンドルネームのファンができるようになります。
キャラクターを立てて、書こうとすると一人称の文章になると思います。ハンドルネームを使って作るキャラクターとしては、ゴルゴ13のようなスーパー釣り師ではなく、ケレン味のある少しドジな釣り師の方がファンをつかみやすそうな気がします。
書いた記事を読んでくれるファンの数が増えてくれば、記事の依頼数が増えたり、ギャラが上がったりします。
どんな記事が何人に読まれているか、というのはWeb上では簡単に把握できます。
何か特徴のある書き方や釣りスタイルに個性的なキャラクターがあれば、ファンが付きやすくなります。
嫌われる書き方
Webライターをする時に気をつけたいのが、嫌われる事を書く事です。
例えば、新製品の悪口ですね。よくいますよね。自分が持っている竿に新シリーズが出ると「あんなのダメだよ」とか言う人。
こういうのはNGです。もし何か気に入らない点がある時には「〜はいいですけど、○○○をもう少し○○するともっと良くなりそうですね」という感じで柔らかく具体的に指摘します。
ライバル製品との比較も悪くはありませんが、ライバル製品の悪口を書くというスタイルではなく、違いを指摘するというスタンスを忘れずに。
また、自分が釣れない場合には「ここは釣れない」ではなく、「自分は○○枚でしたが、長竿を振っていた方の中には○枚超えの方もいました」と、よく釣れている方を上げておくのも大切な配慮です。
ハンドルネームは媒体別に
Webライターを複数の媒体でする場合には、ハンドルネームは別々にします。相性のいい悪いがあると思うので、付き合いやすい媒体を見つけてください。
誤字脱字、誤変換のチェックを忘れずに
Webライターとして、最後にしておきたいのが、誤字や脱字のチェックです。
とくにスマホやパソコンなどで文章を書いた時に気をつけたいのが誤変換です。釣りの記事に限らず、Web上には、誤字や誤変換がたくさんあります。Webで誰でもが書いたものを発信するようになって、文章の質は劇的に低下しました。
大手の新聞社系のWebサイトですら「これ、校正かかってるの?」というような文章が平気で流れています。
送信する前に全体のチェックを忘れずに。
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