偏光グラスで目を守るへら釣り
釣りに行くとどうしても水面の反射が目に入ってきます。さらに春の終わりから秋の初めまでの季節は紫外線も強く、長い間水面を見つめているのは、目に負担が大きい行為ですね。
とくに小さなアタリも見逃さないように、ウキを見つめ続けるヘラブナ釣りは目が疲れます。
サングラスで水面のギラギラを避ける
水面のギラギラを抑えるためにはサングラスが有効です。
太陽光には、人間の目には見えませんが紫外線が含まれています。人間の可視光範囲は、おおよそ400nm(ナノメートル)〜700nm付近です。個人差や瞳の色による違いなどもあるので、ハッキリとは区切れません。
短い波長は、紫色や青、長い波長は赤色です。紫外線はこのうち、可視光より短い波長の光の事を指します。可視光より長い波長は赤外線です。
ギラギラにも当然紫外線が含まれて、これが目を疲れさせる大きな原因ともなります。
釣りなどのアウトドア用のサングラスも数多く販売されているので、ぜひ一つ使ってみてください。
サングラスは、色によって光を通す量が変わってきます。多くのサングラスには、「可視光線透過率」の表示がされています。
通常は「可視光線透過率」が40%〜70%の物を好みに合わせて選択すれば、1日中使うことができると思います。
釣りに使う最強の組み合わせは偏光+UVカットグラス
スポーツ用サングラスでももちろんギラギラを抑えて、目への負担を軽減してくれます。
しかし世の中にはさらに便利な製品があります。それが偏光グラスです。
写真をやっていた方なら偏光フィルターというのがあるので、おなじみの言葉でしょ。
ガラスに何かが反射して映り込んでいるような時に偏光グラスを使うと、その反射が消えてしまう魔法のようなレンズです。
アユ釣りや渓流釣りでは、水中の魚影や岩などの状態を確認するための必須のアイテムのひとつと言えます。
原理は簡単で、レンズにスリットと呼ばれるものが入っていて、ある方向以外の光をほとんどカットしてしまうのです。
お店に行き、何かが反射しているガラス面を見つけてください。そこを偏光グラスで見てみると、反射が消えているのがわかると思います。
偏光グラスを手に取って、グラスをゆっくり回転させると反射が消えていくのがよくわかります。
この偏光グラスにUV(ウルトラヴァイオレット)カット機能を合わせて持ったスポーツ用の製品がヘラブナ釣りには最適です。
UVで紫外線をカット、さらに偏光で余計な水面のギラギラを抑えてくれます。
「紫外線はお肌の大敵」といったことを聞いたことがあると思います。紫外線は肌の表面だけではなく、肌の奥まで浸透してシミの原因となったりするからです。
同じように、紫外線は眼球の奥まで透過するので目への負担が大きく、白内障を引き起こす原因になるとも言われています。
ぜひ、偏光+UVカットグラスで目を守ってください。ヘラウキの見やすさもずいぶんとアップするハズです。
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